今年も新宿夏まつりが8月10日から11日にかけて新宿中央公園水の広場で行われました。

 様々な形でご協力頂いた方々に厚くお礼申し上げます。

 今年の夏は全国的に異常気象となり、東京においても、猛暑続きとなり、夏まつり当日は史上初めてとなる38度の炎天下での取り組みとなりました。しかも、11日の昼間はゲリラ豪雨に襲われ、医療相談やらすいか割りなどが中断、中止と相成り、スタッフ一同へとへとになり、汗を吹きながら動き回る灼熱の夏まつりとなりました。
 そんなこともあり、色々と各方面にご迷惑をおかけしてしまいましたが、どうにかこうにか終了することが出来ました。

 前夜祭での追悼会、カラオケ大会、映画大会とおなじみの企画からスタートした夏まつりですが、とにかく暑かったのと、いつ豪雨に見舞われるのかの不安もあり、集まりは例年よりも少なく(最大で400名弱)、しかも、必要な時だけちらりほらりと集まる(それ以外は木陰で夕涼み)と言った感じで、ある意味、新宿の路上生活者対策が進んで来たことを実感させられました。

 11日は昼から新宿保健所の結核検診車が会場に入り、結核検診会と連絡会の医療スタッフによる医療相談会が同時に開催。この暑さの中、100名近い仲間が検診を受診したので、それはそれで健康意識の定着が進んでいることの証左かも知れません。また、祭壇の名簿も今年は少なくなり、医療福祉の充実の中で、路上で亡くなる仲間も減っていることが確認できたのも、大きな前進であるかも知れません。

 夜の納涼コンサートは平野親子のコマ芸、五十嵐正史とソウルブラザーズの演奏会、ディープユニット・ヒビキさんご一行のダンスショーと、いつものように路上の仲間を盛り上げてもらいました。

 そろそろ新宿夏まつりもその役割は終わろうとしているのかも知れません。そのためにも「新宿問題」の解消が求められていますし、そのために私たちも奮戦して行きたいと思います。